3ランのイチローにマーリンズ恒例の嬉しい“洗礼” 頭に祝福ダンク

試合後のヒーローインタビュー中に「エアーゴードン」を初体験

 イチロー外野手が29日(日本時間30日)のメッツ戦の8回1死一、三塁の場面で今季1号3ランを放つ活躍で7-3の勝利に大きく貢献した。そして、試合後のヒーローインタビューでは勝利の儀式を初体験している。

 イチローは4-3の1点リードで迎えた打席で、相手3番手でアレックス・トーレスが投じた8球目、93マイル(約150キロ)のファストボールをライトスタンドに運んだ。オリックス時代から23年連続となる待望のアーチに、本拠地マイアミ・パーク観衆1万7076人は「イ・チ・ロー!、イ・チ・ロー!」と大歓声を送った。

 ベンチでも全員が駆け寄り、イチローを祝福するなど大騒ぎに。ファンのカーテンコールに応じ、帽子に手をかけるなど、まさにスーパースターぶりを見せつけたレジェンドには、試合後、嬉しい“洗礼”が待っていた。

 地元テレビ局「フォックス」のヒーローインタビュー中のことだった。ダグアウトの前で椅子に座りながら、レポーターからホームランの感想を質問されていると、背後から同僚が小さなバスケットゴールを持って登場し、イチローの頭上に素早くセット。

「別に説明することはないです」

 今季1号についてイチローが語り始めると、リードオフマンのディー・ゴードンが蛍光グリーンのミニバスケットボールを手にして乱入し、ダンクシュート。イチローも笑顔を浮かべた。


イチローへの「エアーゴードン」を伝えるマーリンズ公式ツイッター その1

 これにはダグアウト裏の座席でイチローのインタビューに耳を傾けていたファンも大喜び。イチローの打ち解けた様子とチームの雰囲気の良さを如実に表すワンシーンだった。

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