楽天早川らブルペン入り、阪神佐藤輝は実戦デビュー 第1クール12球団ドラ1ルーキーは?
楽天のドラフト1位ルーキー早川はキャンプ2目にブルペン入り
12球団の春季キャンプは2月1日に始まり、4日で第1クールを終えた。昨秋ドラフト指名を受けたルーキーたちは初のプロキャンプで体力強化、開幕1軍に向けアピールを続けている。ここでは12球団のドラフト1位ルーキーたちのキャンプ第1クールを振り返っていく。
田中将大の加入で最も注目を浴びる楽天。開幕ローテ入りが期待されている早川隆久投手(早大)はキャンプ初日こそブルペン入りを回避したが、2日目には捕手を座らせ直球のみを37球。セットポジションからクイックを交じるなど実戦を想定した投球内容にも石井一久新監督は「壁に当たって欲しい」とあえて注文をつける場面もあった。
三浦大輔新監督の下、新たにスタートを切ったDeNA。入江大生投手(明大)は「念願だったプロ野球選手になれたんだと再確認したのと同時に、やる気がフツフツと出てきた」と、初日からブルペン入り。捕手を座らせ29球を投げ込んだ。即戦力右腕の投球を受けたプロ4年目の山本も「角度、手元の強さが良かった。背が高い分、角度がある。ベイスターズに似たタイプはいないと感じました」と驚きの声を上げるほどだった。
その他にも即戦力として期待される“ドラ1投手”では巨人の平内龍太投手(亜大)、日本ハムの伊藤大海投手(苫小牧駒大)、ロッテの鈴木昭汰投手(法大)も1軍首脳陣が見守る中ブルペン入り。ヤクルトの木澤尚文投手(慶大)、広島の栗林良吏投手(トヨタ自動車)は第1クールで2度のブルペン入りと猛アピールした。
打者では阪神の佐藤輝明内野手(近大)が4日の紅白戦でドラ1最速デビューを果たした。白組の「1番・左翼」で出場し二ゴロ、一ゴロ、三振と3打数無安打に終わった。それでも練習では柵越えを連発するなど長打力を発揮するなど第1クールを順調に消化した。
西武の渡部健人内野手(桐蔭横浜大)は右肩の不安もありB班(2軍)スタートとなったが、打撃練習では力強いスイングで快音を連発。中村、山川との“ぽっちゃりトリオ”打線の誕生をファンは待っている。
高卒ドラ1ルーキーたちはオリックスの山下舜平大投手(福岡大大濠)、中日の高橋宏斗投手(中京大中京)が第1クールでブルペンに入り、質の高い直球を見せつけた。ソフトバンクはルーキー全員がB組(2軍)スタートで高校通算50本塁打を誇る井上朋也内野手(花咲徳栄)もまずは体力強化が優先となる。
(Full-Count編集部)