ロッテを勝利に導いたエース涌井とルーキー中村　「もっと仲良くなりたい」

プロ初本塁打の中村は「声を掛けても全然反応がない」？

　ロッテの涌井秀章投手が30日、本拠地での西武戦で4試合ぶりの白星となる今季3勝目を挙げた。8回4安打2失点、6奪三振、1四球の力投。前回登板まで3連敗と苦しんでいたが、古巣相手に好投して4月4日の楽天戦以来の白星を手にした。打線では、ルーキーの中村奨吾内野手がプロ初本塁打をマーク。3－2での勝利に貢献した。

　試合後、涌井はヒーローインタビューで「自分自身3連敗していて、そろそろ勝ちたいなと思っていたので、絶対に勝つという気持ちで上がりました。いいところもあり、悪いところもあり。ひとまず勝てたので、よかったと思います」と気迫の投球を振り返った。

「チームも久しぶりのカード勝ち越しだったので、ゴールデンウィークですし、この勝ちで乗っていければいい。次も勝ちます」

　貴重な1勝に確かな手応えを感じていた。

　ただ、一緒にお立ち台に上がったルーキーの中村については「いつもこの子には声を掛けているんですけど、全然反応がないので、何を考えているのかと思っていたんですが、今日ホームランを打ってくれたので、もっともっと仲良くなりたいと思います」と以外な事実を告白。スタンドからの笑いを誘った。