ソフトバンクが連覇に向け発進 工藤監督「競争する意識をしっかり持って」

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

投手は全員がブルペン入り「よかったと思う」

 1日、宮崎での春季キャンプ初日を終えたソフトバンク。あいにくの天候で午前はA組、午後からB組という時差練習となったが、工藤公康監督はB組練習の最後まで選手たちを見守った。

 朝早くから降り続けた雨もあって、ソフトバンクのキャンプ初日は室内練習場とブルペンでの練習となった。午前中のみの練習となったA組野手陣は軽めの調整となったが、投手陣は全員がブルペン入りして火花を散らした。

 キャンプ初日を終えた工藤監督は「いい天気であればもっと動けたけど仕方ない。それでも選手はやるべきことをやってくれた。しっかり自主トレをやってきたからこそだと思う」と口にした。次々と投手陣がブルペン入りしたことについては「予想以上。みんなキャッチャーを座らせて(の投球)だったしね。あまり早く作り過ぎるのも心配な部分はあるけど、よかったと思います」と明るい表情だった。

 さらに「ブルペンに入る時には何か目的をもっていることが大事。マウンドの傾斜の確認だったり、自分のバランスだったりね。今日はみんなが自分の課題を意識して入ってくれたと思う」と満足そうに言葉を続けた。ようやく始まったキャンプでは選手たちに「競争する意識をしっかり持ってもらいたいし、レベルアップも望んでいる」と注文もつけた。日本一連覇を狙う常勝軍団。2日目以降も残り少ない1軍枠、レギュラー枠を勝ち取るため、選手たちの熱い競争が続いていきそうだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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