前田健太の“2年目のジンクス”懸念? 投手コーチ「スーパーマンだと思わないで」
オフに球速アップを目指したトレ「球速よりノビを優先しているが今後が楽しみ」
ツインズ移籍1年目の昨季にエース級の存在感を見せ、サイ・ヤング賞争いでも2位に入った前田健太投手。今季も首脳陣の期待は揺るがないが、ウェス・ジョンソン投手コーチは19日(日本時間20日)のオンライン会見で「健太には自分の事をスーパーマンだと思わないで欲しい」と原点回帰を求めた。
前田はコロナ禍で60試合に短縮された昨季、11試合に登板して6勝1敗、防御率2.70をマーク。ノーヒットノーランまであと一歩に迫る快投を見せた試合もあるなど、抜群の安定感を見せた。その信頼は今季も変わらないようで、ジョンソン投手コーチは「健太やベリオスのことは心配していない、去年も良く投げていた」とうなずく。
18日(同19日)には米フロリダ州のキャンプ地でブルペン入りして22球を投じた前田の姿に「今は彼の速球を磨いている段階だ。良い球だった、回転も申し分なかった」と強調。オフに重量を使ったトレーニングや球速アップを目的としたトレーニングに取り組んだことに関しては「それで球速も増えるなら文句はない。昨日は彼に厳しく接していたが良い感じだと思う。腕も足も太くなっている。球速よりノビを優先しているが今後が楽しみだ」と話した。
真価が問われる今季。「健太には自分の事をスーパーマンだと思わないで欲しい。去年も結果には囚われ過ぎずとにかく次の球の集中していた。今年もそれを続けて、焦らず過去の成功とかサイ・ヤング賞2位とか忘れて日進月歩を心掛けて欲しい」と助言。活躍した翌年は対策も強化されるだけに、慢心なく着実な前進を求めた。
(Full-Count編集部)