鷹・工藤監督が若手野手陣に苦言 2試合連続無得点に「強い気持ちで向かっていって」
27日に行われたオリックスとの練習試合に若手主体で臨むも、2試合連続で無得点に終わる
ソフトバンクは27日、宮崎市のSOKKENスタジアムでオリックスと練習試合を行い、0-1で敗れた。若手主体のメンバー構成で臨んだが、山岡泰輔投手、山本由伸投手らが登板したオリックス投手陣の前に散発6安打に終わり、25日のロッテ戦に続き、2試合連続で無得点に終わった。
初回、佐藤直が山岡から右前安打を放ったが、上林が遊ゴロ併殺打。3回には甲斐が右前安打、川瀬が四球で繋いだものの、周東、佐藤直が打ち取られた。4回には代わった山本から上林が中前安打を放つも、栗原が併殺。5回には柳町が安打で出塁したが、甲斐、川瀬が連続三振に倒れた。
この日は中村晃や松田といった主力、ベテラン組は居残り調整で試合は欠場。前日に小久保裕紀ヘッドコーチが「余計にチャンス」と話していたように、開幕1軍やレギュラー取りを狙う若手にとっては、球界を代表する山本、山岡という右腕との対戦は格好のアピールの場だった。
だが、終わってみれば、9回までゼロ行進が続き、6安打零封負け。25日のロッテ戦でも無得点に終わっており、2試合連続で無得点に終わった。試合後、工藤公康監督は「今日投げた投手はいい投手なので、なかなか打つのは難しいとは思いますが、その中でも1球1球、1打席、1スイングを大事にしてほしい。これから生き残っていくという中で結果が出ないとそれは叶わないことになる」と若手に苦言を呈した。
「練習試合、オープン戦だからという考えじゃなく、この1球で仕留めるんだ、なんとかしないといけないという強い気持ち向かっていってほしい。無駄にしないように1日1日やってほしい」。サバイバルレースが本格化する中で、気持ちが表に出てこなかった若手野手たちに注文をつけていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)