メジャー最年長選手の右腕コロン、レンジャーズとマイナー契約へ「交渉中」
米メディアが報じる、イチローよりも誕生日が早いメジャー最年長選手
昨季メジャー最年長選手としてプレーし、シーズン終了後にフリーエージェント(FA)となったバートロ・コロン投手が、レンジャーズとマイナー契約締結に向けて交渉中だと複数の米メディアが報じた。
コロンは昨季、ブレーブスでシーズンの開幕を迎えたが、2勝8敗、防御率8.14の不振で6月29日に戦力外に。その後、ツインズとマイナー契約を結び、7月18日にメジャー復帰を果たした。コロンが戦力外となった後には、一時的にイチロー外野手が自身初のメジャー最年長選手となっていた。
ただ、コロンはツインズでも5勝6敗、防御率5.18と苦しみ、シーズントータルでは28試合登板で7勝14敗、防御率6.48。2桁勝利は5年連続で途切れ、5年ぶりに規定投球回にも到達せず。契約満了でオフにFAとなった。
MLB公式サイトのジェシー・サンチェス記者はツイッターで「関係者:ベテラン投手のバートロ・コロンとレンジャーズはマイナー契約について話し合っている。進展している」と指摘。一方、同じMLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は「関係者は、レンジャーズとバートロ・コロンが契約に向けて動いていることを認めた。まだ何もなされていない」と伝えた。
これを受け、米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「MLB公式のジェシー・サンチェスによると、レンジャーズと44歳右腕のバートロ・コロンはマイナー契約の交渉中だという。MLB公式のマーク・フェインサンドは、両者が契約を検討していることを確認した。しかし『何もなされていない」と伝えている」とレポート。さらに、「もし両者が契約合意すれば、彼はレンジャーズ5番目の枠を争うことになるだろう」と分析している。
レンジャーズは、ドジャースからFAとなったかつてのエース、ダルビッシュ有投手の争奪戦に加わっていると見られていたが、ジョン・ダニエルズGMは「あらゆる意味で、我々が市場のトップに参戦する年ではないと感じている」「最終的に我々が現時点で一級の投手を取り込む可能性は低いと思う」などと、FA市場トップクラスの投手の獲得に否定的な考えを明かしていた。
(Full-Count編集部)