【eBASEBALL】鷹が初の王者で本家の5連覇を後押し! 「絶対日本一取れる!」
主将の加賀谷が体調不良で欠場も「恩返しを果たすチャンス」とチームが結束
一般社団法人日本野球機構(NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)が共催するプロ野球eスポーツリーグ『eBASEBALL ロリーグ』SMBC e日本シリーズが6日、オンラインで行われ、パ・リーグ代表の福岡ソフトバンクホークスとセ・リーグ代表の横浜DeNAベイスターズが対戦。ソフトバンクが2連勝で初の日本一に輝いた。
試合直前にプロリーグランキング1位にして3冠王を獲得し、チームの大黒柱だった主将・加賀谷颯太が体調不良による欠場を発表。eクライマックス突破の立役者だった加賀谷の欠場にも「恩返しを果たすチャンスがきた」とチームの結束はより強固に。追いすがるDeNAを退け、日本一の栄冠を手にした。
eペナントレースで初優勝し、eクライマックスシリーズではオリックス・バファローズを撃破。日本一まで駆け上がったソフトバンクを支えたのが絶対的セットアッパーであるリバン・モイネロ投手の存在だった。昨季最優秀中継ぎに輝いた最強左腕の能力はパワプロ上でもピカイチ。最速158キロの直球に、変化量が大きいドロップカーブ、Vスライダー、サークルチェンジを搭載。リアルさながらの投球で相手打者を幻惑し、チームの日本一に大きく貢献した。
2年目の平山大輝が「一番最後にモイネロ投手がいるだけで安心感がすごい。大事な場面で投げれば、打たれても仕方ないと割り切れる。そういった意味でも存在感がありましたし、使いやすかった。MVPです」と話せば、チームメイトも「あのドロップカーブは打てないよね」と口々にモイネロを称賛した。
リアルでは4連覇を成し遂げているソフトバンクは、モイネロ以外の選手個々の能力もすさまじく、ゲーム内でも強力な能力設定になっている。常勝軍団のプレッシャーは本家同様でeBASEBALLでも選手たちにつきまとったが、重責をはねのけてリーグ創設3年目で初の日本一を手にした。平山は「プレッシャーを力に変えてポジティブにやれた」とシーズンを振り返り、「eBASEBALLでも日本一を取れた。ソフトバンクも絶対に日本一を取れると思います!」とリアルホークスの5連覇に向けてエールを送っていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)