野茂英雄氏や元ロッテ助っ人右腕…「忘れ去られた開幕投手」をMLB公式が選出
2000年のタイガース時代、開幕マウンドに上がった野茂氏
先発投手にとって信頼の証しでもある「開幕投手」。チームにとってシーズンの柱となる存在で、数多くのエースたちが担ってきた。MLB公式サイトではこのほど「忘れ去られた開幕投手たち」と題して特集を掲載。過去に大役を担いながら、意外と記憶の片隅に追いやられている存在に焦点を当て、その中で野茂英雄氏も取り上げられていた。
記事では、チーム在籍年数は短かったが、開幕投手を1度だけになった投手を1990年以降に限定して紹介。該当者の中には、2000年にタイガースに所属していた野茂氏のケースもあった。ドジャース時代には2003年から2年連続で開幕投手を務めたイメージも強いだけに、記事でも「ノモが開幕投手を務めたチームを推測するとすれば、確率的にはドジャースを選ぶだろう」とも。野茂氏は1998年にドジャース退団後、再び古巣に戻るまでメッツ、ブルワーズ、タイガース、レッドソックスと渡り歩いた。
野茂氏だけでなく、日本ゆかりの選手の名前も。2018年にロッテでプレーしたタナー・シェッパーズは、2014年にレンジャーズで開幕投手を担った。2009年のドラフト1位で、2012年に救援投手としてメジャーデビュー。2013年には76試合に登板して6勝2敗、27ホールド、1セーブ、防御率1.88と驚異的な成績をおさめ、翌年に大役を任されていた。
NPBでも続々と開幕投手が決まり、メジャーでもダルビッシュ有投手や前田健太投手が候補に。特別なマウンドを託された投手の記憶は、しっかりと胸に刻み付けておきたいところだ。
(Full-Count編集部)