イチロー、3試合連続安打 絶好調のマーリンズは4連勝でついに借金“完済”

3打数1安打1四球、ヒットの後には珍しいプレーでアウトに

 マーリンズのイチロー外野手は2日(日本時間3日)、本拠地でのフィリーズ戦に「7番・レフト」で先発出場し、3打数1安打1四球だった。チームは7-0で圧勝して4連勝。ついに借金を全て返済し、星を五分に戻した。

 イチローは2回、先頭で相手先発ハメルズのカットボールをレフト前に運んだ。これで3試合連続ヒット。エチャバリアのライト前ヒットで三塁まで進んだが、ここで珍しいプレーがあった。

 続く打者への投球前にフィリーズのハメルズが二塁へボールを送り、イチローはアウト。実は、エチャバリアのフラフラと上がったフライがライト前に落ちた時、イチローはヒット&ランで二塁ベース上に到達し、打球の行方を目で追っていた。一塁側に一歩だけ戻りかけ、ボールが落ちた瞬間に三塁まで激走。だが、進塁するときにもう1度、二塁ベースを踏んでおらず、これでアウトと宣告された。

 レドモンド監督が抗議したものの判定は変わらず、初めは驚いたような顔を見せていたイチローも審判の説明を受けてベンチに戻った。マーリンズはその後、プラドの3ランが飛び出して3点を先制した。

 マーリンズは3回にリアルミュートのタイムリーで1点を追加。1死二塁で打席に立ったイチローは四球を選んだ。マーリンズは4回も1点を加えた。

 イチローは5回の第3打席は投ゴロ。7回は2番手マゴワンの前に遊ゴロでダブルプレーに倒れた。

 マーリンズは7-0で快勝。開幕後は絶不調で、14試合終了時点では3勝11敗と借金が「8」まで膨れ上がり、マイク・レドモンド監督の更迭危機にもなっていたが、そこから10試合で9勝1敗と快進撃。勝率5割の12勝12敗とした。イエリッチの負傷でイチローがスタメンになってからは、9勝2敗と高い勝率を誇る。

 3打数1安打のイチローは打率2割6分6厘となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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