前田健太、渡米6年目で初の開幕投手に笑顔「信じられない気持ち、まさか自分が」
日米通算6度目の開幕投手「プレッシャー、緊張感を味わいながらやりたい」
ツインズの前田健太投手が4月1日(日本時間2日)の敵地・ブルワーズ戦で初の開幕投手を務めることが決まった。メジャー6年目で初の大役で、ロコ・バルデリ監督が14日(同15日)に明言した。前田は「正直、信じられない気持ちでしたし、まさか自分が開幕投手を出来ると思ってなかった。すごく嬉しい気持ちと気持ちがグッと引き締まるような思いです」と喜びを語った。
前田はこの日のレッドソックス戦で4回5奪三振1四球、無安打無失点と好投。ここまでオープン戦は3試合登板し、計9イニングで1安打無失点と抜群の投球を見せていた。米メディアではキャンプ序盤から開幕投手と期待する声があがっていた。「正直驚きはありました。(オープン戦でベリオスと登板が入れ替わり)おかしいなという気持ちはあった。そこから50%ぐらいですかね。半分ぐらいあるのかなとなりましたね」と振り返った。
ドジャースから移籍1年目の昨季は11試合登板して6勝1敗、防御率2.70をマーク。サイ・ヤング賞争いで2位に入った。「ドジャースで4年間経験して学んできたことをツインズで活かせたと思う。環境が変わって、いい成績を残せて、開幕投手を務めるチャンスが巡ってきたので。メジャーに来て、まさか自分が開幕の日に先発マウンドに上がる日が来るとは夢にも思ってなかった。すごく嬉しいですし、楽しみですし、何とかチームが勝てるような投球ができればいいと思います」と声を弾ませた。
広島時代を含めると6年ぶり日米通算6度目の開幕投手となる。「チームを引っ張っていく気持ちが強かったので、自分がやるんだ、という気持ちが強かった。メジャーリーグで開幕投手を出来ると思ってなかった。すごくビックリしている気持ちが強い。開幕投手は1回目より数を重ねる方がプレッシャーがかかってくる。日本と違うプレッシャーは、正直楽しみなところがあります。開幕投手のプレッシャー、緊張感を味わいながらやっていきたい」と意気込みを語った。