ビッグフライの次は「サ・ヨ・ナ・ラ」? 大谷翔平の特大141M弾に親日家実況が絶叫
CY賞ビーバーからバックスクリーン越え弾、エ軍OBグビザ氏「ロックンロールの準備できている」
■エンゼルス 17-8 インディアンス(オープン戦・日本時間17日・テンピ)
エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、アリゾナ州テンピで行われたインディアンスとのオープン戦で「2番・指名打者」で先発出場。昨季の投手3冠でサイ・ヤング賞のシェーン・ビーバーと対戦し、3回の第3打席でバックスクリーンを越える4号2ランを放った。2回の投手強襲内野安打と合わせて3試合連続マルチ安打。3打数2安打2打点で打率.579、OPS1.782とした。
サイ・ヤング賞右腕からの特大アーチは3回2死三塁だった。ビーバーの初球をフルスイングした打球はバックスクリーンを越えた。飛距離464フィート(約141.4メートル)。3日のレンジャーズ戦で放ったオープン戦1号の自己最長468フィート(約142.6メートル)に次ぐ飛距離だった。地元放送局「FOXスポーツ・ウエスト」はどう伝えたのか。この日の実況は日本のファンにもお馴染みの親日家ホセ・モタ氏、解説はエンゼルスOBのマーク・グビザ氏だった。両氏ともに大絶叫、大興奮で伝えた。
実況「センターへ空高く打ち上げた! はるか遠くへ! サ・ヨ・ナ・ラ! ショウヘイ! なんてショットだ! またもバックスクリーンを超えた!」
解説「ショウヘイは今日開幕してもよさそうだ。ワオ、なんてショットだ(笑いながら)。彼はなんてストロングなんだ。軸足は宙に浮かずに回転し、センターはるか後方まで叩き込んだ」
大谷も打った瞬間に本塁打を確信したのだろう。打席からゆっくりと一塁へ走り出した。「ショウヘイが自分が打ったホームランに感心するところはなかなか見れないが、このホームランに関しては満喫しているようだ」とグビザ氏は伝えた。
2試合連発は昨年7月29、30日のマリナーズ戦以来229日ぶり。オープン戦4本塁打は現時点でメジャー4位タイだ。その後も解説のグビザ氏は興奮が収まらなかったのか、自身のツイッターに「ショウヘイ・オオタニは今年ロックンロールする準備ができている!」と書き込んだ。二刀流の完全復活が期待される2021年。打者・大谷に死角すら見当たらなくなってきている。