【カリビアンS】鷹デスパイネ大丈夫? 再びスタメン回避、指揮官「明日はいくと思う」
右足負傷も次戦はDHで復帰か、メキシコの楽天アマダーはソロ弾
右ふくらはぎを痛めているソフトバンクのキューバ代表アルフレド・デスパイネ外野手は、6日(日本時間7日)のカリビアンシリーズ・1次リーグ最終戦となったプエルトリコ戦でもスタメンから外れ、代打での出場となった。
6-3で迎えた8回1死二、三塁のチャンスで登場。だが、プエルトリコバッテリーは敬遠策を選び、デスパイネは打席で1度もボールを見ることなく、悔しそうな表情で一塁に向かった。チーム関係者によると、状態は日に日に良くなっているが、まだ万全ではないといい、全力では走れないため、すぐに代走が送られた。キューバは3点のリードを守り、そのまま6-3で逃げ切り勝ち。1次リーグを3勝1敗で終えた。
カルロス・マルティ監督は「プエルトリコはいいチームだが、我々が上回った。(6回途中から9回までを1人で投げた2番手の)レアンドロ・マルティネスがいい投球をしてくれた」と、リリーフ陣を消耗することなく明日7日(同8日)の準決勝を迎えられたことを評価。準決勝は、2日のベネズエラ戦で6回2失点と好投し、白星を手にしたエース格のラザロ・ブランコに先発を託すことを明かした。デスパイネについては「明日は(先発で)いくと思う」と話しており、DHでの先発復帰が予想される。
もう1試合のメキシコ対ドミニカ共和国は、すでに1次リーグ敗退が決まっていた地元メキシコが最後に意地をみせ、8-1で勝利。楽天のジャフェット・アマダー内野手は2試合ぶりに「5番・DH」でスタメンに復帰。7-1で迎えた7回にダメ押しとなる中越えソロを放つなど、5打数2安打1打点の活躍をみせた。1次リーグでの通算成績は12打数2安打2打点だった。
なお、1次リーグの各国の成績は以下の通り。準決勝はキューバ(1次リーグ1位)対ドミニカ共和国(同4位)、ベネズエラ(同2位)対プエルトリコ(同3位)の組み合わせで明日7日(日本時間8日)に行われる。
キューバ 3勝1敗
ベネズエラ 2勝2敗
プエルトリコ 2勝2敗
ドミニカ共和国 2勝2敗
メキシコ 1勝3敗
(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)