「これは打てっこない」 163キロの“悪魔級”超高速シンカーに打者も絶望の空振り
フィリーズの中継ぎ左腕・アルバラドが投じた驚愕の1球
163キロの超高速シンカー!? フィリーズの中継ぎ左腕、ホセ・アルバラド投手が投じたボールに驚きの声が上がっている。「ピッチングニンジャ」の愛称で高度な分析を行うロブ・フリードマン氏は自身の公式ツイッターで「悪魔だ」とのコメントと共に、アルバラドが3者連続三振を奪ったシーンの映像を投稿。ファンからは「これは打てっこない」「オーマイガー」などと驚きの声が上がっている。
20日(日本時間21日)のブルージェイズ戦に7回から登板したアルバラドは、先頭のレオナルド・ヒメネスにライトへ二塁打を打たれるも、そこから圧巻の3者連続三振でピンチを切り抜けた。3つ目の三振を奪ったヘルナンデスに対して投じたシンカーは101マイル(約162.5キロ)を記録。打者も中途半端なスイングでねじ伏せられている。NPBではかつて元西武の潮崎哲也や現ヤクルト監督の高津臣吾らが使い手として一時代を築いたシンカー。ここまで高速化できるとは、もはや異次元だ。
レイズからトレード移籍し、今季からフィリーズの一員となったアルバラド。オープン戦では、ここまで6試合6イニング投げ、防御率0.00、10奪三振。2018年に70試合に登板し、31ホールドを記録した実力を遺憾なく発揮している。このボールを見たファンも「これはライバルチームにとって脅威だ」「フィリーズが彼を獲得したのは今オフ最高の補強の1つだ」と驚きを隠せない様子だった。