日ハム栗山監督が清宮に“ルース級”の活躍期待 2・6は「一生忘れない日」
2月6日はベーブルースの誕生日、清宮は「生まれ変わりじゃないけど…」
日本ハムは6日(日本時間7日)、アリゾナ州スコッツデールで春季キャンプ第2クール2日目の練習を終えた。この日は「野球の神様」ベーブ・ルースの123回目の誕生日。栗山英樹監督は過去に海外メディアから“日本のベーブ・ルース”と紹介されたドラフト1位・清宮幸太郎内野手について触れ、「比較するのは失礼だけど、あれだけ愛される選手になると俺は信じている」と人気、実力を兼ね備えたスター選手になることを確信した。
ケガの状態を考慮し、この日も打撃練習を回避した清宮。それでもここまで順調にメニューを消化するドラ1位ルーキーに「ベースになるものやってもらってる中で、すごく前に進んでいる部分もある」と口にした。そして話題はベーブ・ルースに。清宮は中学1年時にリトルリーグの世界選手権で優勝し海外メディアから「日本のベーブ・ルース」と紹介された経緯がある。
栗山監督は中学、高校と結果を残しドラフト1位でプロの扉を開いた清宮とベーブ・ルースを重ね合わせ「生まれ変わりじゃないんだけど、本当にそういう風に願って前に進めばそういうことが起こってきている。実際に。それを信じて前に進むだけ」と、今後の成長を願った。
また、2年前のこの日は、二刀流で現在も「日本のベーブ・ルース」と称される大谷翔平(現エンゼルス)に開幕投手を伝えた特別な日。その年はリーグ優勝、日本一と駆け上っていった。「何をしたか覚えているし、一生忘れない日」と指揮官。二刀流を現実のものとし、結果を残しメジャーの世界に羽ばたいていった大谷。その穴を埋めるかのように高校通算111本塁打を記録した超高校級のルーキーが入団した。
再びアメリカの地で迎えた「2・6」。栗山監督は「縁だったりするじゃん。日本にいて今日ベーブ・ルースの誕生日ってなかなか言わないと思うんだよ」と感慨深く口にした。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)