「ポーカーフェイス」すぎる…レンジャーズ移籍の呉昇桓「石仏」の本領発揮!?

カージナルス時代もリリーフとして活躍した呉昇桓【写真:Getty Images】
カージナルス時代もリリーフとして活躍した呉昇桓【写真:Getty Images】

レンジャーズ移籍が決定、守護神奪取へ強靭な精神力が最大の武器に

 カージナルスからフリーエージェント(FA)となっていた元阪神の呉昇桓投手が、レンジャーズと契約合意に達したと6日(日本時間7日)に米複数メディアが報じた。レンジャーズのブルペンには他にも、元ヤクルトのトニー・バーネット、元日本ハムのクリス・マーティンと、NPBで活躍したリリーバーが揃い踏み。その中でもクローザーの「最有力候補」とされている呉昇桓の最大の武器は、強靭な精神力だ。レンジャーズとの契約を受けて、その「ポーカーフェイス」ぶりを“証明”する動画を韓国人ライターが公開した。

 呉昇桓は2016年にカージナルスに加入し、初年度に76試合登板、6勝3敗19セーブ14ホールド、防御率1.92と大活躍。しかし、2年目の昨年は62試合登板で1勝6敗20セーブ7ホールド、防御率4.10に終わり、オフにFAとなっていた。ただ、韓国、日本、米国で通算396セーブを挙げている実績は確かで、レンジャーズの期待も高い。

 重い直球は「石直球」と称され、カットボールに近い高速スライダーの評価も高い。ただ、呉昇桓の最大の武器はハートだろう。ピンチを迎えても表情を変えることはほとんどなく、韓国時代から「石仏」の異名を持つ。メジャー移籍後はそのまま「Stone Buddha(ストーン・ブッダ)」とも米メディアに紹介された。また、その安定感から「ラスボス」、メジャーでは「ファイナル・ボス」とも呼ばれる。

 そして、そのメンタルはグラウンド外でも変わらないようだ。韓国人ライターのキム・スンミン氏は、レンジャーズ移籍を受けて自身のツイッターで「呉昇桓はその右腕と極端なポーカーフェイスとともにテキサス・アーリントンへ行く」と報告。そして、韓国時代に呉昇桓がファンと撮った記念写真を何枚も連続させた動画を公開した。その表情は驚くほど変わらない。

 圧倒的に打者有利とされるアーリントンでも、「ストーンブッダ」は表情を変えることなく、安定感抜群の投球を見せられるか。元NPB助っ人たちに活躍に期待したいところだ。

【動画】本当に動画なのか…!? 呉昇桓の驚くほど変化しない「ポーカーフェイス」ぶり

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