「数少ない選手たち」に日本人も…「メジャー初打席初球ホームラン」の衝撃
メジャー初球本塁打の“偉業”、MLB公式サイトがダイジェスト動画を公開
メジャーリーグのキャンプインが迫ってきた。今オフには大谷翔平投手がポスティングシステム(入札制度)を利用し、日本ハムからエンゼルスに移籍。投手としても打者としても圧倒的な能力を誇る二刀流のメジャーデビューに注目が集まっている。そんな中、MLB公式サイトは“メジャー初打席初球ホームラン”という衝撃デビューを飾った選手の特集動画を公開。日本人選手も登場する。
米メディアの開幕戦スタメン予想では、「7番・DH」「8番・DH」などに名前を連ねており、打者デビューの方が先に訪れそうな気配の大谷。昨年末の入団会見では、投手としての1勝、打者としてのホームラン1号のどちらが最初の楽しみかを聞かれて「どちらも楽しみ、最高なのはどちらも一緒の試合でできることだと思います」と話し、会場を盛り上げたが、開幕戦にDHで出場すればまずは打者としての結果が求められる。
メジャー初打席で一発が出れば、もちろん最高の結果。それが初球となれば、強烈なインパクトとなる。MLB公式サイトでは「キャリア初球で本塁打を放った選手たち」と題した特集記事を掲載しており、「この数少ない選手たちを振り返る」として、その全ての名前と説明文を添えている。その中に、松井稼頭央(現西武)も動画付きで登場する。
西武からメッツに移籍した松井稼がメジャーデビューを飾ったのは、2004年4月6日の敵地ブレーブス戦。1番で出場して初回に相手先発投手の初球を叩き、強烈な打球をセンターバックスクリーンへ運んだ。
「カズ・マツイ」のデビュー初球弾の寸評では「マツイはNPBからニューヨークにやって来た。そしてメッツで印象的なデビューを果たした。リードオフで3打数3安打を開幕戦で記録し、ラス・オルティスから本塁打を放った。また、マツイは2005、2006年の初打席で本塁打を放った。彼はデビュー3シーズンで初打席初本塁打を記録した唯一のメジャーリーガーとなった」と紹介している。