ダルビッシュに“一日の長” 開幕投手に選んだ理由を指揮官が明かす
もう1人の開幕候補スネルは2018年に21勝でCY賞を受賞
パドレスのダルビッシュ有投手は1日(日本時間2日)のダイヤモンドバックスとの開幕戦に先発する。今季はダルビッシュに加えて2018年のサイ・ヤング賞左腕ブレイク・スネル投手をレイズから交換トレードで獲得したこともあり、誰が開幕投手を務めるか注目されていた。ジェイス・ティングラー監督はダルビッシュを選んだ理由を明かしている。
指揮官は「いろいろな方向性があった。2人とも信頼しているし、素晴らしいアピールをしていた」とした上で、次のように説明した。「昨季のダルビッシュは体がうまく機能していた。ここ3年間は(ダルビッシュとスネルは)非常に近く似ているが、彼(ダルビッシュ)は少し長くそれをやっている」
カブス1年目の2018年は右肘故障で1勝に終わったダルビッシュだが、2019年後半戦から本来の投球を取り戻し、60試合制の昨年は8勝を挙げて最多勝を手にした。一方、スネルは2018年に21勝を挙げて最多勝を獲得し、サイ・ヤング賞を受賞。2019年は6勝で防御率4.29、昨年は4勝で防御率3.24だった。ティングラー監督はこれらの実績を考慮して、パドレス加入1年目の右腕に開幕のマウンドを託すようだ。
「(開幕投手が)どちらであってもかなりの信頼を置いている。(ダルビッシュかスネルか)どちらを選んでも間違った方向にいかないと思っている」。指揮官から全幅の信頼を得ているダルビッシュがどんな投球をするか、注目だ。
(Full-Count編集部)