バウアーに“不正物質”使用疑惑浮上、ボール回収「ベタついていた」 MLB調査へ
米メディアが疑惑を報道「ボールの何球かが調査のためMLBに送られる」
レッズから今季ドジャースに移籍した昨季のサイ・ヤング賞右腕トレバー・バウアー投手に、使用が禁止されている不正物質をボールに使ったとの疑惑が持ち上がった。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が「バウアーが投げた疑わしいボールの何球かが、調査のためMLBに送られる」と報じた。
バウアーは7日(日本時間8日)のアスレチックス戦に先発し、6回2/3を投げて3安打2失点。同メディアによると、その際にバウアーが投げたボールを審判が何球か回収。「目に見えたマーキングがあり、ベタついていた」との証言もあるといい、さらなる調査のためMLBに送られたという。その一方で、不正物質の付着が判明したとしても、バウアーが実際に行ったと証明できるかどうかは不透明だとも言及している。
MLBでは3月、ボールを滑りにくくする不正物質の使用を防ぐため、疑いがあるボールの回収率を注視するなど取り締まりの強化を通達。ただ、不正物質は多くの投手が使用しているとの情報もあり、暗黙の了解となっているのが現状。同メディアでも、某MLBコーチ経験者が「ほとんど誰もが何かしら使用している」と答えたインタビュー内容を引用している。
バウアーは、サイン盗みで糾弾されたアストロズが不正物質も使用していたのではという批判を受けた際「僕の推測では、球界の70%の投手が何かしらの禁止物を使っていることだろう」と発言。もし今回使用が明らかになれば、自身もその70%に入ると認めることになる。
(Full-Count編集部)