「ワケが分からない」「あれはストライク」“疑惑”のサヨナラ死球に不満の声噴出
ストライクに対して故意に肘を出したように見える死球で決着
■メッツ 3ー2 マーリンズ(日本時間9日・ニューヨーク)
8日(日本時間9日)に行われたメッツ対マーリンズで起きた“疑惑”のサヨナラ死球。同点の9回1死満塁で3番・コンフォートがカウント2-2から死球を受けて、メッツの勝利で試合は決着した。しかし、ストライクのボールに対してコンフォートが故意に肘を出したようにも見えるプレーに、当事者たちは様々な声を寄せている。
マーリンズのドン・マッティングリー監督は「あれはストライクだった。彼(コンフォート)は死球を受けたわけではない。ストライクの球が当たったというわけだ。もしあの球がストライクなら、なぜ死球扱いになるっていうんだ? とにかく不満だけが残る」と語ったと、米紙「マイアミ・ヘラルド」は伝えている。
MLB公式サイトによると、マーリンズの捕手チャド・ウォラックは「今でも少し混乱しているよ。彼(ロン・カルパ球審)はストライクの判定をして、その後すぐに考えを変えて死球と判定した。僕たちからするとワケがわからないよ。以前そんなことは一度だって見たことがないんだ」と語っている。
では、メッツ側の見解はどうか。当事者のコンフォートは「あの場面の後、どういう状況になるかわからなかった。何かしらの議論は生じると思ったけどね。ああいう形で試合に勝ちたいと思わなかったのは間違いないさ。勝ちは勝ちだけどね」と振り返り、ルイス・ロハス監督は「あのプレーが我々に勝利をもたらした。だから我々は勝利を祝っている。だからマイケル(コンフォート)は一塁へ進む権利を与えられた」と語っている。
データ解析ツール「スタットキャスト」によると、死球扱いとなったボールはストライクゾーンに入っていたという。
(Full-Count編集部)