マー君の“投球過多”に不安の声が続出!?

「肩は消耗品」と考えられているメジャーリーグ

 楽天からポスティングされた田中将大投手(25)の右腕を心配する報道が相次いでいる。米ヤフースポーツは、田中の日本での投球数について特集記事を組んだ。メジャーの超一流投手と比較し、いかに“投球過多”であるかを指摘している。

「肩は消耗品」と考えられている米国では、厳しい球数制限があることは周知の事実だ。ヤフースポーツは過去5年間における田中とメジャー投手の1試合あたりの平均投球数を算出。田中の113.3球は、どのメジャーリーガーよりも多かった。メジャー1位はジャスティン・バーランダー(タイガース)の112.9球で、2位はフェリックス・ヘルナンデス(マリナーズ)の106.5球だ。

 記事では、さらに田中の過去の経歴についても触れている。駒大苫小牧高時代には、17歳(高校3年)で出場した甲子園では約2週間で6試合に登板し、742球を投げたことを紹介。また、楽天入団後の20歳のときに、137球を投げた次の試合で142球を投げたこともあった。さらに、「とどめの一撃」は今年の日本シリーズ第6戦で160球を要して完投しながら敗れ、翌日の第7戦で9回から抑えとして登板して、日本一を決めるために15球を投じたことだという。

 日本では田中の勇気と粘り強さは称賛されたが、米国では「無謀」と捉えられている。

 あるナ・リーグ球団幹部は「とても心配だ」と話す。また、あるGMは「理想的ではない」と指摘。さらに、他のGMは「懸念する理由は間違いなくある」と認めている。

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