イチロー、5度目マルチでMLB通算2866本、歴代43位タイ浮上 Bルース氏を射程に
先制タイムリー&好走塁で連敗ストップに貢献、“神様超え”まであと7本
マーリンズのイチロー外野手が5日(日本時間6日)、敵地でのナショナルズ戦で「7番・レフト」で先発し、4打数2安打1打点1得点の活躍を見せた。2試合連続5度目のマルチ安打、6試合連続ヒットと好調を維持しており、打率も.293に上昇。チームは2-1で勝利し、連敗を2で止めた。
2回、マーリンズは相手先発のストラスバーグから先頭の6番リアルミュートがレフトへ三塁打を放つと、続くイチローがレフト前にタイムリーヒットを放ち、先制に成功する。その後、エチェバリアの死球で一、二塁とすると、レートスの送りバントでストラスバーグの送球を一塁のカバーに入った二塁手がグラブからこぼす間にイチローが一気に生還。2点を先制した。
イチローは、1点を返された3回2死一塁の場面でセンター前に弾き返し、2試合連続、今季5度目のマルチ安打をマーク。このヒットでイチローはメジャー通算2866本となり、オールスター6度出場を誇るハロルド・ベインズ氏と並び、歴代43位タイに浮上した。
イチローは6回の第3打席でショートゴロに。8回の打席ではライト線に鋭い打球を放ったが、ギリギリでファウルの判定。結局、ショートゴロに倒れた。
マーリンズは1点のリードを守りきり、連敗を2でストップ。イチローも先制タイムリーと好走塁で勝利に貢献した。通算安打で次のターゲットとなるのが「野球の神様」とも称されるベーブ・ルース氏。通算714本塁打を誇るルース氏だが、MLB通算安打数は歴代42位の2873本。イチローはあと7本に迫っており、「神様」超えは確実な状況となっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count