ダルビッシュ獲得にカブス選手自信 4年連続30発リゾ「もう一人エースとは…」
カブスと契約合意に達したダルビッシュ、チームメイトとなる選手が歓迎
カブスとの契約合意が報じられたダルビッシュ有投手。FA市場の目玉となっていた右腕は6年総額1億2600万ドル(約137億円)、出来高を含めると最大で1億5000万ドル(約163億3000万円)の大型契約となった。今回の補強により現地ではカブスの評価も上がり始めている。
ダルビッシュにとってメジャー3球団目となる球団はナ・リーグ中地区の強豪。ここ3年連続でプレーオフ進出中で、2016年には“ヤギの呪い”を解いて108年ぶりにワールドシリーズを制した。先発陣はジョン・レスター、カイル・ヘンドリクス、ホセ・キンタナ、タイラー・チャットウッドらを擁しており、ダルビッシュの加入でさらに先発ローテが強化されることになる。
そんな中、新たにチームメイトとなる選手たちが右腕に対して大きな期待を寄せている様子をシカゴの地元紙がレポート。米紙「シカゴ・トリビューン」電子版が特集した。
地元紙によると、カブスの選手たちは戦力アップだけでなく、ダルビッシュが自然にチームに溶け込むと予想。4年連続30発超えの強打者アンソニー・リゾは「我々はすでに素晴らしいローテーションを備えている。そこにもう一人のエース獲得とは……これでシーズンをしっかり戦い抜くことができるよ」と歓迎し、「ローテーションが長く続くことで、よりいいチームとよりいいブルペンを構築し、ジョー(マドン監督)が仕事をしやすくなるんだ。自分たちにとって大きな補強だね」と語ったという。
またレンジャーズ時代にもチームメイトだった救援右腕ジャスティン・グリムは記事の中で「彼は(レンジャーズ時代に)クラブハウスで溶け込んでいて、いつも通りにやるべき仕事をしていたんだ。だからとてもワクワクしているよ。誰もがその才能をわかっているし、お互いに引き立てあうことになると思う。彼の才能は最も感銘的だね」とチームへの順応に太鼓判。さらにダルビッシュの投球が進化していることに触れ、「彼の加入はとてつもなく大きいよ」と語っている。
昨季、地区優勝を飾りながらもリーグ優勝決定シリーズでドジャースに苦杯を喫したカブス。選手たちはダルビッシュの獲得に大きな手応えをつかんでいる様子だ。
(Full-Count編集部)