ホークスがキューバ代表ユリスベル・グラシアル内野手と契約か 地元紙報じる
ホークスに4人目のキューバ選手誕生か
ソフトバンクが12日(日本時間13日)にキューバ代表のユリスベル・グラシアル内野手と契約を結んだとキューバの地元メディアが報じた。現地紙「グランマ」電子版が伝えたもので、「ホークスにさらにキューバの血が加わった」との見出しで掲載。アルフレド・デスパイネ外野手、リバン・モイネロ投手、育成オスカー・コラス外野手に続き、昨年日本一に輝いたホークスに4人目のキューバ人が加わったことを報じた。
同紙によると、グラシアルはこの日、ハバナ市内で契約書にサイン。「まずはホークスでプレーする機会を与えてもらったことに感謝している。チームとともにいい結果を残せるように頑張りたい」、「レベルの高い日本のプロ野球でプレーできることは、私にとって素晴らしい経験になる。ほかのキューバ人たちにとって道が開けるようないい結果を残したい」と抱負を語ったという。
グラシアルは昨年3月に行われたWBCにも出場。昨シーズンは、カナディアン・アメリカン独立リーグ(通称カンナムリーグ)に参加したキューバ代表チームでプレー。96試合に出場し、打率.332、13本塁打、65打点と活躍した。また今月、メキシコで行われたカリビアンシリーズでは全5試合に「3番・右翼」で出場。17打数6安打、打率3割5分3厘、4打点と結果を残している。
キューバ代表関係者によると、グラシアルは代表チーム内でも最も真面目な選手で、夜も宿舎から出歩くことはほとんどなく、体調管理に努めるなど、グラウンド外でも非常にプロ意識が高いという。キューバ国内リーグでは主に三塁、遊撃でプレーしてきたが、外野も左翼、中堅、右翼すべてのポジションでプレー経験があり、ホークスでは松田のいる三塁だけでなく、外野のポジションでも定位置争いに加わることになりそう。デスパイネのような長距離砲ではないが、ライナー性の当たりを打てるだけに、出場機会さえつかめば、ホームランテラス席のある本拠地ヤフオクドームの地の利を生かし、2桁本塁打も期待できそうだ。
(Full-Count編集部)