DeNA、巨人と引き分け連敗脱出ならず 三浦監督は前向く「終盤に追いつけたのは大きい」
ソトが追撃ソロ、オースティンが8回に同点打
■DeNA 2ー2 巨人(18日・横浜)
8連敗中のDeNAは18日、本拠地・横浜スタジアムで行われた巨人戦に2-2で引き分け、惜しくも連敗脱出を逃した。
この日は6回までに2点リードを許したが、コロナ禍でチーム合流が今月13日にずれ込んだ両外国人が活躍。ネフタリ・ソト内野手が7回に左翼ポール際へ1号ソロ。8回2死三塁では、タイラー・オースティン外野手が三塁線へ適時内野安打を放ち追いついた。試合後、三浦大輔監督は「終盤に追いつけたのは大きい。あと1本、というところは課題だが、守りでも攻撃でも、こういう粘りは続けていきたい」と語り、前を向いた。
この日は、連敗脱出を期して打線を組み替えて臨んだ。開幕から3番か2番を打ってきたドラフト2位ルーキーの牧を、得点圏打率.421の勝負強さを買ってプロ入り後初の5番に起用。「なんとか得点圏で、ということで5番に入れました」と三浦監督。しかし、牧は4打席のうち3打席は先頭打者。4回2死一塁でも三ゴロに倒れ、4打数ノーヒットに終わった。宮崎は今季初の2番(昨季は8試合)に入り、4打数2安打と気を吐いたが、チーム全体の繋がりはいまひとつだった。
1点ビハインドの6回の守りでは、先頭の岡本が放った中前への飛球に対し、中堅・桑原が前進してダイビングキャッチを試みたものの後逸。三塁打とし、1死後に大城の遊ゴロの間に痛恨の追加点を奪われた。それでも三浦監督は「状況判断については、改めてコーチと話をしてもらうが、ああいう桑原の気持ちは大事にしたい。積極的な気持ちを消したくない」と評価した。
連敗脱出はならなかったが、ひとまず9連敗を免れたことを前向きにとらえ、週明けに本拠地で行われる対中日3連戦に臨む。ハマの番長は「なんとか勝てるように、連敗を止められるように、またみんなでやっていきます」と誓った。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)