阪神・佐藤輝、プロ初の4番起用で初の逆転満塁弾! 4試合ぶり8号は弾丸172キロ
三塁でのスタメンも初、矢野監督の起用に応える豪快アーチ
■阪神 ー 広島(2日・甲子園)
阪神ドラフト1位ルーキーの佐藤輝明内野手が、2日の広島戦(甲子園)で、2点を追う5回の第3打席に4試合ぶりの8号逆転満塁本塁打を放った。プロ入り初めての4番起用で、プロ入り初のグランドスラム。名実ともに主砲としての一発に、ベンチは大盛り上がりとなった。
開幕から一貫して「4番・三塁」で出場を続けていた大山に代わってスタメン出場。初回の第1打席は空振り三振、3回の第2打席は二ゴロに倒れたが、2点ビハインドの5回無死満塁で迎えた第3打席だった。広島の先発・野村と対峙して体勢を崩しながらも捉えると、打球は弾丸ライナーで右翼ポール際へ着弾。打球速度は172キロ、飛距離は126メートルだった。矢野監督の起用にいきなり応え、野村をKOした。
佐藤輝は開幕から4月までに7本塁打をマーク。ドラフト制以降では、2003年に横浜・村田修一(現巨人1軍野手総合コーチ)が記録した3・4月の新人最多本塁打記録に並んだ。新たな月を迎え、最高の滑り出しとなった。