MLBが殿堂入りのアロマー氏を解雇 過去の性的不正行為で規律違反

ブルージェイズなどで活躍したロベルト・アロマー氏【写真:AP】
ブルージェイズなどで活躍したロベルト・アロマー氏【写真:AP】

ブルージェイズは「全ての関係を断つ」と発表

 MLBは4月30日、野球殿堂入りしている元名二塁手でMLB顧問のロベルト・アロマー氏を性的不正行為のため解雇し、資格停止処分にしたと発表した。球界関係者の訴えを受けて2014年の疑惑を調査した結果、規律違反が認められたという。

 MLB公式サイトによると、ロブ・マンフレッドコミッショナーは「既に完了した調査から得た根拠を再検討した結果、アロマー氏がMLBの規定に違反しており、コンサルタント契約、及びMLBの不適格リストに載せることは妥当だと判断しました。(報告した球界関係者の)勇気に感謝しています。排除される恐れを感じることなく誰もが安心して発言できるような環境作りに引き続き努めていきます」とコメントしている。

 この決定を受けて、アロマー氏が1991年から95年まで在籍したブルージェイズはコメントを発表。「MLBによる決断をブルージェイズは支持します。ブルージェイズはアロマー氏との全ての関係を断つことにしました。『レベル・オブ・エクセレンス(優れた功績を残した準永久欠番に値する球団を代表する名選手)』から除外し、(ホームスタジアムの)ロジャース・センターでの彼のバナーを取り外すことにします」としている。

 アロマー氏は通算2724安打、210本塁打、474盗塁をマーク。ゴールドグラブ賞は二塁手として歴代最多の10度受賞している。

(Full-Count編集部)

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