ダルビッシュ、変幻自在の今季最多12K力投 指揮官も驚愕「異常なことだよ」
7回途中で毎回12奪三振4安打1失点、防御率2.13
■パドレス 3ー2 ジャイアンツ(日本時間1日・サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手は4月30日(日本時間1日)、本拠地のジャイアンツ戦で今季3勝目(1敗)を挙げた。7回途中を投げて今季最多の毎回12三振を奪い、4安打1失点と力投した。防御率2.13。ティングラー監督は「ダルビッシュは傑出していた。ポージーが(本塁打を)打った球も良い球だったと思う。良い打者が良いスイングをしたということ。ダルビッシュは素晴らしかった」と称えた。
気迫満点だった。同点の6回。先頭・トークマンに二塁打を許したが、ここからエンジン全開だった。ポージー、ベルト、ディッカーソンのクリーンアップを3者連続三振。マウンド上で雄叫びをあげた。「なんとか最後の力を振り絞って全員をアウトにする気持ちで投げました」。失点は初回2死のポージーの右越えソロによる1点のみ。6回1/3で今季最多107球(ストライク69球)を投げ、今季最多12奪三振、3四球1死球、4安打1失点に抑えた。
ダルビッシュは11球種を操っている。「彼ほど多数の優れた球種を持っている投手は多くない。様々な方法で抑えることができる。私の意見では、彼は球を動かし、異なることをするという点では最も優れているかもしれない。多くの球種を持っているため、2巡目、3巡目、4巡目まで進んでも、同じ球を何度も見せずに抑えられる。異常なことだよ」と目を丸くした。
(Full-Count編集部)