30イニングで60K! スーパー大学生の速球&スライダーが「最後まで同じ軌道」
ミシシッピ州立大のランドン・シムズ、今季は13試合登板で防御率0.60
30イニングで驚異の60奪三振をマークした“スーパー大学生”の直球とスライダーに、注目が集まっている。両球種を重ね合わせた動画が公開されると、真っ直ぐとほぼ同じ軌道から急激に曲がる軌道に「気味が悪い」「これはただただエグイ」「なんてこった。せいぜい頑張って。これは文字通り最後まで同じ軌道じゃないか」などと驚きの声が上がっている。
ミシシッピ州立大のランドン・シムズ投手は、4月30日(日本時間5月1日)に行われたテキサス工科大戦に、8番手として延長10回から登板。3イニングを投げて無安打、1四球、7三振、無失点の快投で勝ち投手となった。今季は13試合で計30回を投げ、無傷の3勝5セーブ。60三振、13安打、8四球で防御率0.60の成績を残している。今季の最速99マイル(約159.3キロ)の速球もさることながら、スライダーも驚くほどの切れ味を誇る。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で支持される投球分析家のロブ・フリードマン氏は、速球とスライダーの投球映像を重ねたオーバーレイ動画を公開。ファンからは「これを打つのを想像してみてよ」「あんぐり」「今季最もえげつないオーバーレイかもしれない」などとコメントが寄せられた。今季のNPBでは中日の柳裕也や日本ハムドラフト1位の伊藤大海、楽天ドラフト1位の早川隆久らが高い三振割合を誇るが、シムズはすでにプロ級の実力を誇っている。