「いい加減に勝てよ!」スタンドから罵声…DeNA、巨人戦で8年ぶり開幕5連敗

DeNA・三浦大輔監督【写真:小谷真弥】
DeNA・三浦大輔監督【写真:小谷真弥】

同点の9回、伏兵に痛恨ソロを2発被弾

■巨人 4ー2 DeNA(11日・横浜)

 DeNAは11日、本拠地・横浜スタジアムで行われた巨人戦に2-4で敗れた。今季巨人に0勝5敗2分で、開幕からの5連敗は、2013年以来8年ぶり。2-2の同点で迎えた9回、守護神の三嶋一輝投手が1死から伏兵の若林、吉川に2者連続ソロを浴びて撃沈した。

 三嶋はこの試合を迎えるまで、今季15試合で防御率0.64。3月26日の巨人との開幕戦で、亀井にサヨナラソロを打たれただけで、その後は被本塁打も自責点もなかった。この日浴びた2発は、真ん中に浮いたフォークと、スライダーを打たれた。三浦大輔監督は試合後、「2本とも変化球の失投を打たれましたね」と唇をかんだ。報道陣から配置転換の可能性を聞かれると「打たれたらすぐ配置転換なんてことはない。やり返してくれると思います」と語気を強めて否定した。

 先発の大貫は6回を5安打7奪三振で2失点。7回はエスコバー、8回は山崎が無失点で切り抜けていた。打っては、巨人に1点を先制された1回の裏に、オースティンが同点6号ソロ。再び1点ビハインドとなって迎えた5回にも、1死二塁からオースティンの左前適時打で追いついた。

 あと一歩で巨人に勝てない。試合終了直後には、大声を出すことが禁止されていながらも、感情を抑えきれないスタンドの観客から「巨人に勝てよ、いい加減に!」との罵声も飛んだ。三浦監督は3連戦の初戦だけに「明日またみんなで全力でやっていくだけです」と言葉を振り絞った。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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