筒香嘉智へ苦渋の戦力外宣告 レイズGMが語る舞台裏「精神面のリセットが…」
ニアンダーGM「チームが前を向いて進んでいくには仕方がない判断」
レイズは11日(日本時間12日)、筒香嘉智内野手をメジャー出場の前提となるロースター40人枠から外す手続きを取った。エリック・ニアンダーGMがオンライン会見に応じ、「レイズに入団してから誠実にトレーニングや練習に取り組んでいたことは皆が知っていること。誰もこのような悲しい結果は望んでいなかったが、チームが前を向いて進んでいくには仕方がない判断だった」と苦渋の決断だったと明かした。
筒香はコロナ禍で開幕が遅れた昨季は51試合出場し、打率.197、8本塁打、24打点。今季も26試合出場、打率.167、0本塁打、5打点と打撃が振るわなかった。ニアンダーGMは「昨シーズンはコロナウィルスの影響で60試合しかなかったことや今シーズンも不運なこともあって結果が出なかったという面があることは十分に理解しているが、ツツゴウよりも別の若い選手に活躍の場を与える方が良いと判断した」と説明した。
2019年オフにDeNAからポスティングシステムを利用し、2年総額1200万ドル(当時約13億2000万円)でレイズ入り。今季年俸700万ドル(約7億6200万円)はチーム内でも高額で期待も大きかった。ニアンダーGMは「ツツゴウの良い部分を発揮するためにはメンタル面でのリセットが必要なのではないかと思っている」と話した。
今後は他球団へのトレードやウエーバー公示にかけられての移籍、マイナー降格などの可能性もある。「大きく叫ぶこともなく現実を受け入れていた。家族とも相談しなくてはならないと思う。数日、今後のことを冷静に考えて、我々チームが望んでいる3Aでのやり直しをするか、別の道に行くか。彼にとってベストな判断がなされると思う」とニアンダーGM。筒香の選択に注目が集まる。
(Full-Count編集部)