「ここでやらなきゃ野球人生終われない」 菊池雄星、米挑戦決意した思い出の地で好投
2015年にドジャースタジアムで試合を観戦し「鳥肌が止まらないことがあった」
■ドジャース 6ー4 マリナーズ(日本時間12日・ロサンゼルス)
マリナーズの菊池雄星投手が11日(日本時間12日)、敵地ドジャース戦に先発し、6回1/3、6安打3失点の好投もリリーフ陣が逆転を許し、2勝目はお預けとなった。メジャー移籍を決意させたドジャースタジアムでの登板に、「鳥肌が止まらないことがあった、思い出の場所」と振り返っていた。
昨季世界一のドジャース打線を相手に真っ向勝負で挑んだ。力強い直球にカット、スライダーを織り交ぜ、渡米後自己最多の11奪三振の快投。7回途中で降板となり、8回にリリーフ陣が逆転3ランを浴び2勝目は消滅したが、手応え十分の投球内容だった。
試合後、菊池は鮮やかな奪三振ショーに「とにかく三振を多く取ろうというよりも1人ひとりしっかりアウトにしようとした結果」と謙虚に答え「今日もイニングの途中でランナーを溜めて変わってしまった。そこをしっかり投げれるように。ブルペン陣の負担を少なくできるように頑張っていきたい」と反省を口にした。
今季はレッドソックス、アストロズ、オリオールズ、そしてドジャースと強打のチームを相手に登板が続くが「毎試合、楽しみ。こうやって強い相手、良いバッターと対戦することで成長できる。長いシーズン中で戦っていくうえでプラスになる」と語った。
西武時代の2015年にドジャースタジアムで試合観戦。メジャー移籍を決意させた思い出の場所だ。「実は昨日、練習に来ていたのでそれは感じた。6年前かな。ここに来て鳥肌が止まらないことがあった。それがあったから『ここでやらなきゃ野球人生終われない』と。思い出の場所。昨日練習しながら懐かしいなと思っていた」と振り返っていた。
(Full-Count編集部)