顔面に迫る179キロの“恐怖のライナー” あと7センチで「私だったら死んでた」
プレーボール直後にCY賞右腕を襲った“危機”に「信じられない反応」
■インディアンス 3ー2 カブス(日本時間12日・クリーブランド)
11日(日本時間12日)に行われたインディアンス-カブス戦で、あわや大惨事の“ヒヤリハット”プレーが起きた。先発マウンドに上がっていた昨季のサイ・ヤング賞右腕、シェーン・ビーバーの顔面を襲った打球速度111.5マイル(約179.4キロ)のライナー。何とか回避はしたものの「死まで3インチ(約7.6センチ)」「私だったら死んでた」と恐怖の声が上がった。
初回に先頭打者を迎えた直後だった。カブスのジョク・ピーダーソンが捉えた打球は、ビーバーの顔面へ一直線。180キロに迫る超速で、MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、スタットキャストで測定された中で投手が捕球した最速の打球だった。
ビーバーは、間一髪でグラブを出して奇跡的にキャッチ。MLB公式ツイッターが動画を公開すると、「これ見ただけで走馬灯が流れたよ」「信じられない反応」「魂が抜けた」「人間の体がこんなに速く反応できるなんてアメージングだ」などと反響が寄せられた。ビーバーはこの日、6回2/3を投げて9安打8奪三振2失点で今季4勝目。立ち上がりの“危機”にも動じない好投だった。