大量リード&3ボールからの豪快弾に報復死球…“不文律破り”巡りバウアーも噛みつく
“不文律破り”は是か非か…バウアーも反応
■Wソックス 16ー4 ツインズ(日本時間18日・ミネソタ)
敬意を欠いた“不文律破り”には報復を――。そう思われるようなワンシーンが、様々な意見を呼んでいる。大量ビハインドで野手が登板しているにもかかわらず、カウント3-0から本塁打を放った打者に対し、翌日には“報復行為”とみられる死球。MLB公式サイトなどが伝えた問題の場面に、昨季のサイ・ヤング賞右腕、トレバー・バウアーも持論を展開した。
17日(日本時間18日)に行われたホワイトソックス-ツインズ戦。8回までにホワイトソックスが大量11点をリードする展開で、ツインズは9回のマウンドに一塁手登録のウィリアンズ・アストゥディーヨを送った。2死から右打席に入ったホワイトソックスのヤーミン・メルセデスは、カウント3ボールになった直後、47マイル(約76キロ)の山なりボールをまさかのフルスイング。打球はバックスクリーン横に着弾する本塁打となった。
翌18日(同19日)に行われた同カードでは、7回1死走者なしで打席に入ったメルセデスの足付近に投球が襲った。投げたツインズのタイラー・ダフィーは退場となり、抗議したロッコ・バルデリ監督も退場処分。ツインズ側の報復行為と思われたが、ホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督は故意の有無について「私の目からは明らかなものではなかった。疑っていない。もし頭に向かって投げていたら疑っているだろうが」と問題視しなかった。
このワンシーンに対し、今季ドジャースに移籍したバウアーは「打者のみなさんへ:もしあなたが私から3-0のカウントからホームランを打ったら、私はそれを犯罪だとは思わない」とツイート。一方で「打者が打つことにまだ怒っているみなさんへ:どうぞこのゲームから出て行ってください」と言い放った。