ダルビッシュのサイ・ヤング賞受賞は? 古巣番記者が見解「可能だと思う」も…
ダルビッシュのサイ・ヤング賞受賞は「可能だと思う」も…
今季カブスに入団したダルビッシュ有投手の活躍に古巣のファンも関心を寄せている。レンジャーズの地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」電子版が読者からの質問に回答する特集を実施。読者から「ダルビッシュはサイ・ヤング賞を獲得できるか」という質問が寄せられている。
読者の問いに回答しているのは同紙のレンジャーズ番を務めるゲリー・フレイリー記者。「今オフ、市場が奇妙な動きを見せた結果、最もお金をもらい損ねたFAの選手は誰か」との質問に、同記者は「ダルビッシュはそのリストのトップ、あるいはそれに近いところに位置している。彼は年明けに、ストラスバーグが結んだタイプの契約、7年1億7500万ドル(約186億円)を求めていた。ダルビッシュが得たのは6年1億2600万ドル(約134億円)だ」と答えた。
また、読者からは「ユウ・ダルビッシュはシカゴでナ・リーグのサイ・ヤング賞を獲ることができると思うか」との質問も。これにフレイリー記者は「可能なことだとは思う」としつつ、同リーグにカーショー(ドジャース)やシャーザー(ナショナルズ)、ストラスバーグ(ナショナルズ)、グリンキー(ダイヤモンドバックス)といった選手がいることに言及。可能性は低いとの見方を示している。
レンジャーズ2年目の2013年には13勝9敗、防御率2.83、リーグ最多277奪三振という好成績を収め、サイ・ヤング賞の投票で2位に入った右腕。ただ、その後は毎年のように受賞候補に挙げられてきたものの、当時の成績を上回ることはできず、トミー・ジョン手術も経験した。それでも手術から順調に回復し、昨季はドジャースでプレーオフの戦いも経験。アストロズとのワールドシリーズでは結果を残せなかったものの、その評価は高く、カブスとの大型契約に至った。
ダルビッシュは自身3球団目となる新天地でキャリア最高の記録を残せるか。ライバル投手をしのぐ活躍が期待される。
(Full-Count編集部)