大谷翔平、初回に不運重なり1失点 最速156キロも制球に苦しみ26球
注目のデビュー戦、開門前に長蛇の列
エンゼルス大谷翔平投手が24日(日本時間25日)、米アリゾナ州テンピで行われたブルワーズ戦でオープン戦デビューを飾った。注目の“二刀流”が初先発するとあって、球場には11時半の開門前から長蛇の列。大観衆が注目する中で投げた第1球は時速148キロの内角低めストレートだった。
大歓声を受けながらマウンドに上がった大谷は、正捕手マルドナドとバッテリーを組み、ブルワーズの先頭打者ビラーと対峙。立ち上がりは制球が定まらずにカウント3-1とボールが先行すると客席からはブーイングも聞こえた。センターへ弾き返された5球目を、中堅手が太陽の光で見失って二塁打に。いきなり走者を背負う展開となった。
続くオルフをフォークで空振り三振としたが、チェに四球を与えて1死一、二塁。迎えたピーニャの4球目フォークが暴投となり、さらに捕手マルドナドが二塁へ悪送球する間に、二塁走者だったビラーが生還した。
なおも1死三塁のピンチから、ピーニャを補邪飛、最後はフィリップスを見逃し三振で3アウト。投げた26球のうち14球がストライク。最速はチョイの初球で時速156キロだった。