巨人が連敗を4でストップ 亀井が9回に劇的同点打、延長11回にDeNA下す
延長11回に鈴木の“足”で勝ち越し
9回にドラマが待っていた首位DeNAと2位巨人との首位攻防第2ラウンドは延長11回に巨人が2-1でDeNAを下した。
新潟で行われた一戦は、DeNA先発の山口と巨人先発の杉内が好投、手に汗握る投手戦となった。
初回、試合はいきなり動く。1回裏、DeNAは1死から飛雄馬がフォアボールで歩き、ワイルドピッチで2塁へ進む。ここでセ・リーグ打点王の筒香がセカンドベースを直撃するヒットを放ち、飛雄馬が生還。DeNAが杉内から幸先良く1点を先制する。
一方、DeNAは先発山口が最高のピッチングを見せる。1回に亀井にツーベースを浴びた以降は、18人連続で凡打に打ち取る快投。杉内も、2回以降はDeNA打線を散発の2安打に抑え、試合は投手戦の様相を見せる。
7回表、巨人は2死から4番大田がサードへの内野安打を放ち、これをバルディリスがファーストへ悪送球、大田は2塁へ進む。しかし山口はここで踏ん張り、アンダーソンを空振り三振に打ち取る。
しかし9回。一塁ロペスのエラーをきっかけに1死三塁のピンチを招くと、代打高橋由は見逃し三振に仕留めたものの、亀井にライト前に弾き返され、失点。今季初完封勝利まであと1死で試合は振り出しに戻った。
山口は9回を3安打10奪三振1失点と好投したものの、勝ち星を手にできず。試合は延長線に突入した。
そして延長11回。巨人は1死一塁から鈴木が二盗。さらに3番手小杉のワイルドピッチで三塁に進むと、小林のショートゴロの間に勝ち越しのホームを踏んだ。
DeNAはその裏の攻撃で巨人6番手の山口から先頭の飛雄馬がライト前ヒット。梶谷の送りバントで1死二塁のチャンスを作る。ここで打席に立ったのは4番筒香。しかし、ピッチャーゴロに倒れ、飛び出した飛雄馬が走塁死。続くロペスもセカンドゴロで競り負けた。
巨人は劇的な逆転勝利で連敗を4でストップ。一方のDeNAは連勝が6で止まり、2005年9月以来となる7連勝はならなかった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count