ダルビッシュ、6勝目に指揮官「全くもって支配的」 6回途中降板は背中の張り
5回途中までノーヒット投球、ティングラー監督「まさに求めていたもの」
■パドレス 4ー3 メッツ(日本時間4日・サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手が3日(日本時間4日)、先発した本拠地でのメッツ戦で今季6勝目を挙げた。6回途中まで4安打2失点。打ってもメジャー2度目となる2安打と投打で勝利に貢献した。ジェイス・ティングラー監督は試合後、降板理由は背中の張りだと説明しながらも「私たちがまさに求めていたものを与えてくれた」と大きく頷いた。
ダルビッシュは序盤から快投を見せ、5回途中までノーヒット投球。6回は1死からリンドーアに中前打を許し、続くマッキャンに左翼席へ2ランを被弾すると、その場で吠えて悔しさを露わに。その後、スミスに死球を与えたところで降板。5回1/3、打者22人に対して計90球を投げ、5奪三振、2四死球、防御率2.25に。リリーフ陣がリードを守り、自身5連勝となる6勝目を挙げた。
カットボールやスライダーを効果的に使っていた投球について、指揮官は「非常に良かった。試合を通して良かったが、特に最初の4回は全くもって支配的だった」と手放しで絶賛。降板理由を問われると「6回のマウンドに上がる直前に、彼は背中が少し張り始めたと話した。それがなかったら、彼は6回を投げ切っていただろう」と説明した。
試合後、背中の張りについてダルビッシュは問題ないとの認識を示したというが「張りが悪化する可能性を与えるわけにはいかなかった」と大事をとったことを強調。次回登板について「私は自信を持っているが、同時にまだ(その話をするには)早すぎる」と言うにとどめた。
(Full-Count編集部)