ダルビッシュ、大坂なおみのうつ病告白に言及 「ずっと我慢して、すごく大変なこと」
自身も2016年オフに体調、メンタル面の不調に陥り「苦しい時期はあった」
■パドレス 4ー3 メッツ(日本時間4日・サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手が3日(日本時間4日)、本拠地でのメッツ戦に先発し、6回途中4安打2失点で今季6勝目を挙げた。試合後、米記者からテニス女子の大坂なおみ選手が全仏オープンで会見を拒否し、うつ病を告白したことについて問われると「ずっと我慢して大坂選手もやっていたと思う。すごく大変なこと」と語った。
ダルビッシュ自身も2016年オフに体調面やメンタル面での不調に陥ったことを語り「その中でずっと野球をしていましたが、苦しい時期はあった」と吐露。その後、背骨のエクササイズを取り入れ、徐々に克服していったことを明かした。
今回の件は、スポーツ界で大きな話題に。米記者から「ナオミ・オオサカのことについて少し話してもらえるか? 同じようなことを経験したことはあるか?」と質問を受けると、こう口にした。
「アスリートは普通にプレーをしているから健康だと思われるが、表で見せている顔と家に帰って見せる顔は、僕らは変わる。例えば鬱だから、精神的に(調子が)おかしいからここに来ませんってなると、他の人にもっと迷惑がかかる。結局、来なければいけない、仕事もしないといけない。家族のために働かないといけないから。それをずっと我慢して大坂選手もやってたと思う。すごく大変なこと」
ダルビッシュは自身が経験したことも踏まえ、同じアスリートとして大坂が抱える問題に寄り添っていた。
(Full-Count編集部)