澤村拓一は「傑出していた」 ヤ軍相手の2回無安打5奪三振0封の快投を指揮官絶賛
「ヘイ、君は素晴らしい仕事をしたね」と澤村に直接声を掛けたという
■Rソックス 5ー2 ヤンキース(日本時間5日・ニューヨーク)
レッドソックスの澤村拓一投手が4日(日本時間5日)、敵地でのヤンキース戦に7回から2番手で登板。2イニング29球を投げ、打者7人に対して無安打5奪三振1四球無失点の快投を演じ、5-2の勝利に貢献した。アレックス・コーラ監督は「サワムラは傑出していた」と称えた。
この日のレッドソックスは先発のイオバルディが6回を8安打2失点にまとめ、澤村が2番手で登板。7回はサンチェス、ガードナー、ルメイヒューを3者三振で抑え、回を跨いだ8回は先頭のスタントンを四球で歩かせたもののジャッジ、ウルシェラを三振に仕留め、トーレスを二飛に打ち取って無失点で切り抜けた。9回を守護神・バーンズが締めての勝利に、コーラ監督は3投手を順番に称える中で「サワムラは傑出していた」と最大級の賛辞を送った。
ブルペンの一角を担うオッタビーノを温存して澤村を2イニング投げさせたことについて指揮官は「対戦打者とのマッチアップを考えてのことだった。長い試合になるかもと思ったから、賢い起用をしないといけないと思っていた。実際のところ、サワムラはヒューストンで非常に良い投球をしていた。(ヒューストンでの)2度目の登板のとき、彼の速球は走っていた」と説明した。直近の6月1日(同2日)、2日(同3日)のアストロズ戦の投球から好調ぶりを感じ取っていた。
降板後には「ヘイ、君は素晴らしい仕事をしたね」と声を掛けたという指揮官は「スプリット、スライダー、良い速球。打者のバランスを崩してボール球を振らせていた。よくやったよ」と改めて右腕を称えた。これで今季成績は21試合登板、22回2/3を投げて1勝0敗、31奪三振。防御率2.78。指揮官が澤村に寄せる信頼は高まっているようだ。
(Full-Count編集部)