大谷翔平、曲芸スライディングで2日連続二盗 2度の年間9盗塁&60奪三振は史上初
初回は四球からレンドン左前適時打で先制生還
■エンゼルス ー ロイヤルズ(日本時間8日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地のロイヤルズ戦に「2番・指名打者」で先発出場した。初回1死で四球で出塁。同二塁からレンドンの左前適時打で先制のホームを踏んだ。2回2死でも四球を選んで二盗。今季9個目の盗塁をマークした。
速攻は初回1死だ。メジャーデビュー戦の右腕コワーから四球で出塁。暴投で二塁へ進むと、レンドンの左前タイムリーで先取点となる本塁へ滑り込んだ。三遊間への打球。打球が左前へ抜けるのを確認したからスタートしたが、さすがの速さだった。初回4点のビッグイニングを演出した。
2回2死では元エースのサンタナから四球を選んだ。続くレンドンの打席で二盗。厳しいタイミングだったが、寝そべるようにしてタッチをかいくぐった。得点にはつながらなかったが、2試合連続盗塁を記録。相手捕手・ペレスは試合前まで盗塁阻止率.333だった。
今季は投手で60奪三振をマーク。シーズン60奪三振&9盗塁以上を記録するのは2018年以来3年ぶり。大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、1900年以降では1901年にニクシー・キャラハン(ホワイトソックス)が記録しただけで、複数回は大谷が史上初となる。
大谷はここまでリーグ2位タイの16本塁打。本塁打王争いで両リーグトップを走るブルージェイズ・ゲレーロJr.に1本差に迫れるか注目される。また、次回登板は11日(同12日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦に決定。指名打者制のない交流戦で投打同時出場となる。