牧田和久、米でより生きる「サブマリン」 打撃投手で再確認「高めは接点ない」
次回はいよいよオープン戦、早ければ2日レンジャーズ戦に登板へ
パドレスの牧田和久投手が26日(日本時間27日)、今キャンプ2度目のフリー打撃登板を行った。マイナー選手を相手に延べ6打席、合計31球を投げて3三振。米国にはアッパースイングの打者が多いとあって、「高め(の球)はやっぱり(バットとの)接点はないなと思います」と手応えを語った。
前回に比べて「比較的まっすぐはいっていた」というこの日。速球の走りがよかった分、「若干変化球の時にちょっと(体が)突っ込み気味で、その中で合わせようとすると左肩が開いて抜けてしまう感覚があった」と振り返った。捕手のサインに首を振る場面も再三見られたが、「首を振って、自分の投げたい球がどの順番で出るのか」確認したかったという。
2度のフリー打撃を含め、次回から登板が見込まれるオープン戦は、結果を求めながらもデータ収集の場にしたい。「高めのボールは空振りやファウルが多かった。大体前に飛ばされている当たりっていうのは、要求された場所と違う逆球だったり、真ん中付近だった」と分析。「全員が全員(バットが)下から出る感じではないと思うので、打ち取るポイントは数多くやらないと分からない。映像を見てもアンダースローのピッチャーのデータは少ないので、自分で投げて、見て、感じる部分が多い。そういった部分を大事にしていきたいですね」と、マウンドに上がった時に実際肌で感じるデータを重視したい。
次回はオープン戦での登板が予定されており、早ければ1日(同2日)レンジャーズ戦か2日(同3日)ロイヤルズ戦での登板が見込まれる。「結果はどうあれ、自分のボールをしっかり投げること。しっかり腕を振るというところですね」と実戦デビューを心待ちにした。
(Full-Count編集部)