「ボールを変えるのが先」 ダルビッシュ、MLBの粘着物質取り締まりに持論
MLBの使用球は「NPBとは全く違ってすごく滑る」
■ロッキーズ 8ー4 パドレス(日本時間16日・コロラド)
パドレスのダルビッシュ有投手は15日(日本時間16日)、敵地のロッキーズ戦に先発。100球を投げ、5回0/3を5奪三振2四球6安打4失点で降板し、勝敗はつかなかった。右腕は試合後の会見で、メジャーリーグで始まる投手の滑り止め粘着物質使用の取り締まりについて言及。「ボールを変えるのが先だと思う」などと持論を述べた。
大リーグでは投手が強力な粘着物質「スパイダータック」を使用し、速球の回転数を増やしていることが問題視されている。松ヤニや日焼け止めクリームなども処分の対象で、滑り止めとしてはロジンのみが認められるという。ダルビッシュは「MLBのボールはNPBとは全く違ってすごく滑る。ほとんどの投手がこの十何年使ってきている。思うのは、シーズン中にいきなり使えない、というのではなくてボールを変えるのが先だと思う」と述べた。
さらに「ずっと(ボールが)滑ると言っても変えてもらえない。変えられないが暗黙の了解のようなことがあった。今ここにきて、ファンの声や打者が打てないとなって急に(MLBが)立場を変えたと僕は感じます」と主張した。
(Full-Count編集部)