ダルビッシュなら「メジャーどの打線でも圧倒」 進化感じる6回11Kに敵将も白旗
6回までに11個の三振を奪われたドジャース監督の心中は…
■パドレス 6ー2 ドジャース(日本時間22日・サンディエゴ)
21日(日本時間22日)のドジャース戦で6回までに11個の三振を奪い、通算303勝左腕のランディ・ジョンソン氏を抜いてMLB史上最速となる197試合目での通算1500奪三振を記録したパドレスのダルビッシュ有投手を、敵将が手放しの絶賛だ。デーブ・ロバーツ監督が試合後吐いた「正直に言って、今日のダルビッシュの投球ならメジャーのどの打線相手でも圧倒していただろう」という言葉には、もうお手上げと言わんばかりの諦念がこもっていた。
ダルビッシュは2017年のシーズン後半、ドジャースに所属していた。ロバーツ監督は当時の指揮官でもあり、その投球のスタイルも、威力も熟知している。その上で「彼はこれまでと同じ攻め方だったと思う。スライダー、カーブ、カッターとグラブ方向への変化を多く使ってきた」と内容を分析。今季、同地区のダルビッシュとの対戦は3度目で、対戦防御率は1.35と抑え込まれており、その進化に驚く。
ドジャース打線はパドレスが送り出した5人の投手全員から三振を喫し、この試合16三振。ロバーツ監督は調子の問題ではないとし「ダルビッシュとはこれまでも対戦してきたが、今日は非常に良かった。彼は三振を多く奪う投手で、私たちを相手に自分の投球をしていた。うちのチームが16三振も奪われることはそう多くない」。ダルビッシュとの対戦は運が悪かったとでも言いたげだった。
(Full-Count編集部)