“人類最速”チャップマンが大激怒! 監督の采配&逆転許しベンチで大暴れ
9回に登板したものの、申告敬遠→逆転許して不満爆発
■ヤンキース 6ー5 ロイヤルズ(日本時間24日・ニューヨーク)
ヤンキースの守護神で“人類最速”投手のアロルディス・チャップマン投手がベンチで怒りを爆発させる一幕があった。23日(日本時間24日)に行われたロイヤルズ戦。1点リードの9回に2点を奪われて逆転を許すと、ベンチに戻って怒りを露わにした。
1点リードの9回に登板したチャップマン。1死からテイラーに安打、2死からメリフィールドにも単打を許し、2死一、三塁でロイヤルズの主砲・サンタナを打席に迎えた。ここでヤンキースベンチは8回に本塁打を浴びていたサンタナの申告敬遠を指示。チャップマンは反対したものの、アーロン・ブーン監督は決断を貫いた。
だが、チャップマンは続くリベロに押し出しの四球を与えて同点に。オハーンには三塁への適時内野安打を許して勝ち越し点を献上し、逆転を許した。ベンチへ戻ると、グラブをベンチに投げつけ、大声をあげて怒りを爆発させた。
地元紙「ニューヨーク・ポスト」は試合後のブーン監督のコメントを紹介。指揮官は「チャップマンはサンタナに対して、慎重にではありながらも対戦したかったとは思う。しかし、あの場面でサンタナに打たせたなくなかった」と申告敬遠の意図を説明。9回裏に打線が2点を奪って逆転サヨナラ勝ちを収めたものの、後味の悪さが残った。
今季は開幕から18試合連続で自責点なしとするなど、好投が続いていたチャップマン。だが、6月10日(同11日)のツインズ戦で2本塁打を食らって4失点を喫すると、得点を奪われるケースが増えてきている。この日の采配が今後、尾を引かなければいいが……。