「感謝の気持ちでいっぱい」巨人が直江大輔の支配下復帰を正式発表、背番号54
昇格即、先発ローテ候補に、首位奪取へ大きな戦力
巨人は28日、育成選手契約だった直江大輔投手と支配下選手契約を締結したと発表した。背番号は昨年まで背負っていた「54」で再出発。届かなかったプロ初勝利を掴みに行く。
直江は2018年ドラフト3位で松商学園から入団。昨年8月23日の広島戦(マツダ)でプロ初登板。9月21日の広島戦(東京ドーム)ではあとアウト1つで初勝利というところで、2失点で降板。早期復帰を目指し、直後に腰のヘルニア手術へ踏み切り、リハビリを続けていた。
今年3月に3軍戦で復帰登板を果たすと6月24日のイースタン・ヤクルト戦(ジャイアンツ球場)では9回3安打2四球6奪三振の好投でプロ初完封を果たすなど、階段を着実に昇っていた。直江は球団を通じて「昨年の手術から8か月が経ち、ようやく支配下に戻ることができました。支えていただいた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。シーズン後半戦ではしっかりと一軍戦力になれるよう、今まで以上に練習に取り組んでいきたいと思います」とコメントした。
状態が良ければ、昇格即、先発ローテーション入りの可能性もある。首位・阪神を追う巨人にとっては大きな戦力が復活することになりそうだ。
○直江大輔(なおえ・だいすけ)2000年6月20日生まれ。21歳。中学では長野・中野シニアに所属。松商学園(長野)では1年秋からベンチ入りし、2年夏には甲子園出場。2018年ドラフト3位で巨人に入団。昨シーズンは3登板して0勝0敗、防御率3.00。184センチ、82キロ。右投右打。好きな投手は「父と同世代ですごい方と聞いていた」という桑田真澄(巨人投手チーフコーチ補佐)。
(Full-Count編集部)