侍・筒香が2安打1打点で稲葉J“初陣”に花「4番を打たせていただく責任」
6回に先制打の柳田に続く2連続タイムリーで追加点
野球日本代表「侍ジャパン」は3日、ナゴヤドームで行われた「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018 日本vsオーストラリア」の第1戦に2-0で勝利した。日本の4番・筒香嘉智外野手(DeNA)は右に左に二塁打を放つ暴れっぷりで、稲葉篤紀監督のフル代表メンバー初陣を飾った。
外野に大きな打球を飛ばし続けた。第1打席こそ、オーストラリア先発ブラックリーの高めカーブで空振り三振を奪われたが、第2打席には外角ストレートをあわや本塁打かという大きなレフトフライを放った。
結果につながったのは、6回の第3打席だ。先頭の秋山が13球まで粘って四球をもぎ取ると、続く菊池が送りバント成功。3番・柳田の中前打で1点を先制し、なおも相手投手の暴投で1死二塁の追加点チャンスを逃さなかった。2ボール1ストライクからの内角カーブを強振すると、打球は右翼の頭上を越えるタイムリー二塁打に。「柳田さんのタイムリーでリラックスして打席に入れた」とチャンスをつないでくれた3番打者に感謝した。
第4打席には、初球の外角速球に逆らわずにバットを出すと、打球は左翼フェンス直撃の二塁打に。2018年の侍ジャパン初戦は4打数2安打1打点という上々のスタートを切った。
開幕まで3週間余り。右に左に力強い打球を飛ばした主砲は「順調にきている」と状態はいい。先発の千賀から始まる投手陣が「いいリズムを作ってくれた」中で、さすがの働きを見せたが、「4番を打たせていただくのだから、それなりの責任がある」と頼もしい言葉を発した。
稲葉ジャパンの最終ゴールは、2020年の東京五輪で金メダルを獲得することだ。2年後、侍ジャパン打線のど真ん中には筒香が座っている可能性が極めて高い。本番まで代表で練習や試合をする機会は限られているが、「1試合1試合を大事に」究極の目標を目掛けて突き進む。
(Full-Count編集部)