防御率1.08、デグロムが球宴辞退 休養を優先「ゆっくり過ごして家族と楽しみたい」

メッツのジェイコブ・デグロム【写真:Getty Images】
メッツのジェイコブ・デグロム【写真:Getty Images】

8日の登板でダルビッシュに続く史上2番目の早さで通算1500奪三振を達成

 メッツのジェイコブ・デグロム投手は7日(日本時間8日)、本拠地で行われたブルワーズとのダブルヘッダー第1試合(7回制)に先発。7回85球を投げ、4安打10奪三振2失点と好投したが、勝敗はつかなかった。防御率は1.08。右腕は試合後、今年のオールスターゲームに参加しない意向を明らかにした。

 デグロムはこの日、ルイス・ウリアスに先頭打者アーチ、5回にジェイス・ピーターソンにソロを浴びたが、それ以外は危なげない投球だった。4回1死でウィリー・アダメスからこの試合5個目の三振を奪って通算1500奪三振を達成。198試合目での達成はダルビッシュ有投手(パドレス)の197試合に続いて、2番目のスピード記録となった。試合も“延長8回”4-3でサヨナラ勝ちを収めた。

 ニューヨークの放送局「SNY」によると、デグロムは登板後、今年のオールスターを辞退すると発表した。「考えた結果、出場せずに後半戦に向けて休養を取ることが私にとってもチームにとってもベストなことだと考えた。オールスターチームに選ばれることはもちろん素晴らしく光栄なことだが、この時間をゆっくり過ごして家族と楽しみ、後半戦に向けて万全な状態を整えたい」と語った。オールスターの開催地・コロラドを訪れる予定もないという。

 右腕はさらに、自身の代替選手として同僚のタイワン・ウォーカー投手に「入ってもらいたい」と希望を述べた。同投手は今季15試合に登板して7勝3敗、防御率2.44をマーク。「彼(ウォーカー)のここまでの投球はアンビリーバブルだ。彼は100%オールスターに相応しいと思っている」と述べた。

(Full-Count編集部)

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