澤村拓一は「本当によくやっている」 投手コーチも絶賛するチームへの貢献
大谷との対決は実現しなかったものの、1回を無失点に封じた澤村
■エンゼルス 5ー4 Rソックス(日本時間8日・アナハイム)
レッドソックスの澤村拓一投手は7日(日本時間8日)、敵地でのエンゼルス戦で好リリーフを見せた。2番手として6回にマウンドに上がると、1イニングを無失点に抑えた。
1点ビハインドの6回に登板した澤村。先頭のウォードには左前安打を許したものの、続くラガレスを遊ゴロ併殺打に打ち取って2死。続くレンヒーフォを右飛に打ち取り、打者3人で1イニングを封じた。これで今季は33試合に登板して4勝0敗、防御率2.57とした。
大谷翔平との日本人対決は実現しなかった澤村だが、ここまで貴重な中継ぎとしてア・リーグ東地区首位を走るレッドソックスに貢献。この日の試合前にはデーブ・ブッシュ投手コーチが「サワムラは本当によくやっているよ」と、右腕の奮闘ぶりを称えている。
「海外から来る選手はここでどう活躍するか分かりづらい部分はある。彼らにとって新しい体験であるし、我々もメジャーで活躍できるか、スカウトしたり見る事ができない」とブッシュコーチは語り、海外からメジャーリーグに挑戦し、活躍することの難しさを口にした。
さらに、昨オフに澤村獲得に至った思惑について「彼の持ち球はとても良いと思っていた。メジャーでバッターを打ち取るスピードと球種を持ってると確信していた。すぐにブルペンに貢献できると思って契約した」と明かす。
「遅れてチームに参加し、キャンプから調整期間もあり、少々時間がかかった。文化を学びながら、チームメートとコミュニケーションとろうと心がけてた。違うボールで、メジャーリーグでのピッチングも学んでいた。でも彼は良く活躍している」とここまでの働きぶりを称えたブッシュコーチ。いまや、澤村の存在はレッドソックスブルペンには欠かせぬ存在となっている。
(Full-Count編集部)