史上最長の超特大弾が続出… やっぱりよく飛んだ“打者天国”の本塁打ダービー
大谷と対戦したソトが“史上最長”塗り替える超特大弾
エンゼルスの大谷翔平投手が日本人で初出場した12日(日本時間13日)のホームランダービー。標高約1600メートルに位置する“打者天国”のクアーズ・フィールド(コロラド州デンバー)で行われただけに、歴史を塗り替える特大弾が飛び交った。
気圧が低いため打球がよく飛ぶことで知られる当地。さらに今回は、ボールを管理するための加湿装置を使わず“飛ぶボール”に。データ解析システム「スタットキャスト」での測定が始まった2016年以降、歴代最長だったアーロン・ジャッジ(2017年)の513フィート(約156.4メートル)を超えるか注目された中、1回戦で次々と異次元アーチが架った。
3人目に登場したトレバー・ストーリー(ロッキーズ)が518フィート(約157.9メートル)をマーク。歴代トップに躍り出たが、直後に大谷と対戦したフアン・ソト(ナショナルズ)がなんと520フィート(約158.5メートル)を記録してすぐさま更新した。
一方、史上3人目の連覇を果たしたピート・アロンソ(メッツ)は、1回戦でトップの35発をマーク。総飛距離は2.97マイル(約4.78キロ)で、新宿-池袋間を超えるほどの長さだった。
大谷の最長は513フィート(約156.4メートル)。ただ、打球速度117マイル(188.3キロ)は、優勝のアロンソと並んでトップだった。さらに超特大弾となる500フィート(152.4メートル)超え6本も1位だった。日米で大熱狂した打ち合いは、文字通り歴史に残るお祭りだった。